
【地役権】

地役権
地役権(ちえきけん)とは、自分の土地にとって都合がいいように他人の土地を利用することができる権利のことです。
目的としては、他人の土地から水を引いたり、他人の土地に高い建物を建てさせないようにするなど、様々ありますが、特に他人の土地を通行することを目的とした地役権のこと通行地役権(つうこうちえきけん)が一般的です。
地役権の設定は、利用する側の土地の所有者と利用される側の土地の所有者との間で「地役権設定契約」を結ぶのが一般的です。
この場合、利用によって利益を得る側の土地を要役地(ようえきち)と呼び、利用される側の土地は承役地(しょうえきち)と呼びます。
日本の民法では280条以下にこの規定があります。