
【耐震設計の計算ルート】

大地震の目標耐震性能
耐震設計の計算ルートとは、建築物の耐震計算を行う際に、建築基準法で定められた計算法のこと。
一般に耐震計算の対象となる建築物(鉄骨造/RC造)は各々構造条件が異なるため、同様の耐震計算が適用されないとされるが、安全要求事項の違いに応じた合理的な耐震計算を目指し、ルート分布による計算式(ルート1/ルート2/ルート3)を使用するものとされます。
1981年の建築基準法の改正で「新耐震設計法」が導入され、計算ルート1~3が定められました。
その後、耐震強度偽装事件を契機に、2006年6月に建築基準法が再度改正(施行は2007年6月)され、計算ルート1~3の一部が変更されました。
再度改正に伴い、耐震計算ルート(ルート1/ルート2/ルート3)の一部も変更されたとされています。