コラム 補助金を安くする(最大120万円まで補助される)『断熱リノベ』とは?
不動産(一戸建て住宅や集合住宅(分譲マンションの区分所有を含む))を所有されている方が断熱リノベを実施すると、工事にかかった費用の一部が補助されることを皆様はご存知でしょうか?
この省エネ改修(断熱リノベ)事業は、2019年から始まった事業で住宅に高性能な断熱材や窓等を用いた断熱改修を行うことにより、一定の要件を満たす場合に国の補助金が交付されるというものです。
本年度も引き続き実施される断熱リノベの申請は2020年10月30日(金)までとなっております。
※来年度は未定です。
高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)の期限
・申請受付=一次公募:2020年5月11日~2020年7月17日(※17時必着)/二次公募:2020年8月17日~2020年10月30日(※17時必着)
・工事日=補助金の交付決定後に着工、および一次公募の場合は2020年12月11日(二次公募の場合は2021年1月15日)までに実績報告できる状態にすること
補助の対象者(申請者)
補助金の交付を受けられる方(補助金申請者)は、断熱改修をする以下の方です。住宅区分 | 戸建住宅 | 集合住宅(個別改修) | 集合住宅(全戸改修) |
---|---|---|---|
断熱リノベ(高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業) | 個人の住宅(※)所有者又は所有予定者 | 個人の住宅(※)所有者又は所有予定者 | 管理組合の代表者 |
※補助対象商品は断熱性能があれば何でも良いというわけではなく、15%以上の省エネ効果が認められているものを使う必要があります。
この補助事業に対応できるリフォーム及びリノベ業者であれば、依頼先は自由に選ぶことができます。あらかじめ採択や登録などを受けている工事業者の中から選択しなければならないなどのルールはありません。
(ただし、補助金交付等停止措置又は指名停止措置が講じられている事業者などは除きます。)
断熱リノベで補助金が適用される要件
断熱リノベには、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)主導の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」という補助金が利用できます。補助金額・補助率と交付要件は、以下のとおりです。
補助対象製品 | 補助率等 | 補助金上限額 |
---|---|---|
高性能建材(ガラス・窓・断熱材) | 補助対象経費の1/3以内 | 戸建て:120万円/戸(窓のみは40万円/戸)集合住宅:15万円/戸 |
家庭用蓄電システム(戸建てのみ) | 補助対象経費の1/3以内 | 2万円/kWhまたは20万円のいずれか低い金額 |
家庭用蓄熱設備(戸建てのみ) | 補助対象経費の1/3以内 | 5万円/台 |
断熱リノベーションの補助金を受け取る流れ
補助金制度には期間が定められています。
たとえば、2020年の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」の戸建・集合住宅の公募期間(二次)は2020年10月30日(金)までとなっており、この期間を過ぎると申請できません。
申請から補助金交付までの流れは以下のとおりです。
公募期間中に必要書類を環境共創イニシアチブ(SII)の担当事務局に送付する
環境共創イニシアチブ(SII)から交付決定の連絡
リフォーム及びリノベーション会社と契約を結んで断熱リノベを実施
断熱リノベの完了(費用の支払い)
完了実績報告書を環境共創イニシアチブ(SII)に送る
必要書類については環境共創イニシアチブ(SII)のパンフレットにまとめられています。
断熱リノベに利用できる補助金制度について解説させていただきました。
断熱リフォーム・リノベをご検討の方でもしわからない事がありましたら弊社にご相談ください。
[記事]田中 義人

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